システムフォントを小さくする方法
デスクトップはこれでスッキリしたのですが、時々大きなフォントで表示されてビックリすることがあります。 最近はほとんどのアプリケーションはフォントを選択できるようになっていますが、16ビットのアプリケーションや特に「メモ帳」はフォントが変更できずに、物凄く大きく見えます。 私は Windows3.1時代にシステムフォントを変更していたので超異様に感じます。この変更はレジストリやファイルのシステム領域を触りますので、慎重に作業してください。 間違えると、最悪OSの再インストールが必要になります。
Windows 95/98
Windows95と98は基本的に同じ構造をしていますので、同じ手順で変更できます。 まず、小さなフォントの入手ですが、Windows95/98の mini.cab というキャビネットの中に小さなフォントが格納されていますので、このキャビネットからフォントを取り出し、Windows95/98 のフォントがある \WINDOWS\FONTS ディレクトリにコピーします。 mini.cab は \WINDOWS\SYSTEM にあるものとします。
MS-DOSプロンプトにて、以下のコマンドを実行すると、キャビネットよりフォントをとりだし、コピーが実行されます。
C:\EXTRACT /L C:\WINDOWS\FONTS /E C:\WINDOWS\SYSTEM\MINI.CAB J13*.FON
この結果、j13fix.sys、 j13sys.sys、 j13oem.sys の3種のフォントが得られます。
この手順が面倒な方は、こちらを参考にしてください。
注意
: \WINDOWS\FONTS フォルダは隠しフォルダです。通常の設定のエクスプローラでは見えません。 オプションで「全てのファイルを表示」にしてから作業してください。
次にフォントの登録を行います。 Windows95/98 を起動して、Regedit.exe (Regedit.exeは、C:\WINDOWSのディレクトリに存在します)を起動します。 「編集」メニューから「検索」を選び、「FONTS.FON」をを検索します。 画面の右側に現れたウィンドウに各種のフォントが元データのように登録されていると思います。これを名前部分をクリックして変更後の様に変更します。 vga の部分を j13 に書き換えるだけです。
名前
元データ
変更後
fixedfon.fon
fonts.fon
oemfonts.fon
vgafix.fon
vgasys.fon
vgaoem.fon
j13fix.fon
j13sys.fon
j13oem.fon
ユーザを複数登録している場合などでは、複数のエントリを変更しなくてはいけませんので、F3 キーを押して再検索して全てのエントリが変更されたことを確認してください。 そうでないと変更したのに反映され無いと言う不具合が出ます。
また、このレジストリを変更するやり方は後で言います様に一時的な変更方法です。
良く確認してから、Regedit.exe を終了して、再起動を行ってください。 通常に Regedit.exe を終了すれば、自動的に保存してくれます。レジストリを変更していますので、くれぐれも慎重に作業をしてください。 不幸にして書き間違えたら、次に再起動した時、文字が化けて見えませんが、慌てずに慎重に手探りで Regedit.exe を立ち上げて元に戻してください。 英数字はまともに見えるはずです。
Mac の Chicago & Monaco 風の 1byte 英数カナフォントを使って
、システムフォントをMac風にできます。 また先ほどのデスクトップのデザインのところで、このフォントを 95/98 のメニューやアイコンフォントに指定する事も出来ます。これで、画面がぐっとオシャレに、そして見易くなります。 詳細は以下のファイルの README.TXT をご覧ください。
Mac風システムフォント「Ticago95」ver.2.1
永久的な変更方法
は、フォントファイルそのものを書き換えてしまう方法です。レジストリを変更するやり方では、画面の解像度を変更したりすると、自動的に元に戻ってしまいます。 しかし、フォントファイルそのものを書き換えようとしても、システム的にプロテクトされていますから出来ません。 リネームも出来ないようです。 そこで一度、前述の様に J13*.fon に変更して、再起動して vga*.fon ファイルの制限を取り払っておきます。その後、あらかじめファイル名を j13*.fon から vga*.fon に別のフォルダで変更しておいたものを上書きします。これで永久的にシステムフォントは変更されました。 繰り返しますがくれぐれも慎重に作業をお願いします。 上記の全ての作業は各人の責任で行ってください。 気になる方は是非システムのバックアップを取っておいてください。
Windows NT 4.0
Windows NT 4.0 (3.51は除きます、検証が出来ていません。)は、システムセキュリティが厳しい割には簡単にシステムフォントを変更できます。 なぜかNTは当然のことながら、ファイルの上書きは出来ないものの、リネームは出来るという性質? を使って、ファイルを書き換えます。 NTにはレジストリでの設定は無いようです。
元ファイル
変更後ファイル
vgafixj.fon
vgasysj.fon
j13fix.fon
j13sys.fon
NTにはシステムフォントのファイルが2つしかありません。 まず「変更後ファイル」を fonts フォルダにコピーします。 次に vga*j.fon を例えば vga*j-org.fon の様にリネームします。次に j13*.fon を vga*j.fon にリネームして、再起動して完了です。
前述の「Mac風システムフォント」は残念ながらNTでは使えないようです。 英数字は出るのですが日本語の表示が出ません。
繰り返しますが、作業は慎重に、自己の責任の元で行ってください。
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