インターネット世界でのセキュリティ問題

97.09,22 作成
98.11.01 修正
99.05.04 修正

インターネットの一般化とともにそのセキュリティ問題も急激に浮上してきています。意味もなく怖がったり、反対に軽視するのは問題の解決にはなりません。キチンと現実を知り、どういう問題が存在するのか? どういうやり方があるのか? どういう危険が予想されるのか? などを正確に理解することが問題解決の第一歩でしょう。
インターネットは既に社会に完全に根を下ろしたシステムです。過去の少数の技術者だけのツールであったならこう言うことは起きませんし、起きても影響は大きくならなかったでしょうが、一般化したシステムでは表もあり裏もあります。これが現実のシステムです。
古いＵＮＩＸシステムでは多くのセキュリティホールが報告されていて、対策が日夜行われていますが、最新の Windows NT でも同様のセキュリティホールが続々と発見されています。これらの情報は極めてシステム的には専門的な細かい領域に属するものですが、これらの情報を定常的に入手する努力も必要でしょう。
また過度の規制は表現の自由を奪う事にもなりかねません。現実にアメリカの判例ではインターネット上での一般的な表現の規制はしてはならないと言うようになっています。
さいわい、最近では非常に良いファイアーウオールや暗号を扱うソフトが開発、実用化されており、これらをキチンと使いこなせばほとんどの問題は解消します。しかし、これを使い、管理する側にしっかりした問題意識と、状況理解がなければ宝の持ち腐れになりかねません。
いずれにしても自分の安全は自分で守るという基本的な姿勢が大切だと思います。

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